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ＣＱＭ社のボール・クリーニング・システム（ＢＣＳ又はＡＴＣＳ）は高速の水流により大量のスポンジ・ボールを熱交換器にバッチ投入し熱交換器のチューブ内面を清浄に保つ自動洗浄システムです。
主な構成コンポーネントは、投入するボールを格納するボール・コレクター、冷却水からスポンジボールを分離するボール・トラップ及びボールの投入/回収機能を持つインゼクター又はインゼクションスキッド及びシステムを管理する制御装置から構成されています。

ＪＩＳ１０Ｋ及び２０Ｋ相当のボール・コレクター6インチ、8インチ及び10インチタイプコレクター
ＣＱＭ社では冷却水の径により標準のボールコレクターが準備されています。
使用できる冷却水は工業用水や河川水等の軟水系、海水系及び化学薬品系の特殊流体用があります。

ボール・コレクター外形図（参考図）
6インチ標準コレクター（淡水仕様）
6インチコレクター（海水対応）
6インチ中圧コレクター（淡水仕様）
8インチコレクター（海水仕様）

ANSI300#中圧ボール・トラップＣＱＭ社製ボール・トラップの特徴
ＣＱＭ社のとラップはスポンジボールを決してボール・クリーニング・システム系外に逃がすことが無い構造になっています。
それにも拘らず、冷却水本管に取り付けられたトラップによる圧損は実用的に無視しうるほど小さなものです。
また、トラップは冷却本管のサイズ及び設置場所の環境に合わせたタイプを選定することになります。

トラップ外形図（参考図）
12インチJIS10Kタイプ新型アングルトラップ（淡水）
12インチJIS10Kタイプ新型アングルトラップ（海水対応）
12インチJIS10Kタイプスマートインライントラップ（淡水）
12インチJIS10Kタイプ新型ティータイプトラップ（淡水）

4台マルチ方式ポンプ型スキットＣＱＭ社製ボール投入・回収スキット特徴
高速水流で大量のスポンジボールを熱交換器に投入しチューブ内面を清浄にキープするCQM方式のボール・クリーニング・システムシステムは空気投入方式を基本としています。
一方、複数の熱交換器を一台のボール投入機で運用するマルチ方式及び大型復水器への適用が増大した結果ポンプ駆動方式にボール投入・回収ユニットが急速に発展してきました。
現在では発電用復水器のボール・クリーニング・システムのほとんど全てはスキットを採用しています。


スキット構成図（参考図）
ポンプ方式シングルシステムスキット
4台マルチスキット（＋追加3コレクター）
600MW用2室復水器対応大型スキット

ボール・クリーニング・システムで使用するスポンジボール

CQM社製特種ボール
ボール・クリーニング・システムで使用するボール・クリーニング・システムは天然ゴム素材のスポンジボールです。
化学成分を含む溶液の処理にはシリコンゴム・ポリエチレンその他の耐薬品性の素材で出来た特種ボールをCQM社ではお客様と協議の上提供することが出来ます。

使用ボールについての概要
1．使用するボールは水系の場合天然ゴム素材のスポンジ・ボールを採用します。
２．投入するボール径はチューブ内径（D㎜）の場合最大ボール径は（D＋１）㎜のものとします。
３．チューブ内面が花柄模様、螺旋模様その他の模様であっても問題なくボールはチューブ内を通過いたします。
４．チューブ内流速は平均して1.5m/h有ればスムースなボール移動が可能になります。
　　実際の適用については別途打ち合わせますることになります。